ACTIVIKEさんで高級フィッティング受けてきた

ついにACTIVIKEさんでフィッティングを受けてきました、てり~です。結論としては凄く良かったのですが、ブログ記事としてその良さをどうやって伝えるべきか構成に結構悩みました。もちろん全額自費です!ちょっと長くなってしまったので、興味の無い所は読み飛ばしてください。

フィッティング怖い

「フィッティングは受けた方が良い」、この言葉に反対するローディーさんは殆どいないと思うのですが、受けた方が良いのは頭で分かっていても、なんとなく腰が重い。。。そんな気持ちをふとツイートしたら予想以上の反響を頂きました。結構同じ気持ちの方がいる事を知れました。そして、やはり「フィッテングは受けて良かった」の声。

このツイートの後もうだうだ悩んでいたのですが、最終的にはフィッテングを受ける事に決めました。決め手となった理由は下記の通りです。

フィッテングを受けようと思った理由

- チバイチ24Hと大阪東京キャノンボールを走り切った実績が出来たのは良いが、そこで素人セルフフィッテングに自信をつけすぎるのも問題。
- 去年は物凄い速さで身体がロードバイクに順応していき毎月の様にポジションを微調整していたけど、ようやく自分なりのポジションが固まってきて基準が出来た。
- 4月からはフレッシュに挑戦したりするのでロードバイクのハイシーズンが始まる前の冬の間にポジション探しをするのがセオリー。
- 「今」の実力に最適なポジション出しではなく、より高い筋力や柔軟性を身に着けてより強いローディーになる為に、一度真摯にフィッテングを見直すべき、と思った。

↓こういうお話もあったのでフィッティング怖い😱

高級フィッティング

フィッティングもピンキリで数千円で受けれるものから1~3万円するような高級フィッティングまであるわけですが、一応セルフフィッティングで故障もなくチバイチとキャノンボールを走り切った自信はあったので、数千円の簡易フィッティングは除外。せっかくやるならば評判の良い3万円前後の最高級フィッティングを受けてみようと思いました。

差し当たって検討したのは下記の4つのフィッティングサービスです。

検討したフィッティングサービス

ワイズロード バイオレーサー
スペシャライズド RETUL FIT
ACTIVIKE トータルフィッティング
ENNE Bike Fit

ENNEはフォロワーさんから教えて頂きました!

ENNE BIKE FIT
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プロスポーツ選手から初心者まで、運動レベルに関係なく受付をしています。所要時間は2時間前後となります。欧州の自転車プロチームのトレーナーを20年歴任したENNE代表の中野喜文が作業を担当いたします。バイクフィッティング¥33,000(税込み)
https://enne.tokyo.jp/?page_id=8

フィッティングはローカル色の強い話題なので首都圏ローディー以外の方は申し訳ないです🙏
ただ、私が「何処で受けたか」より、何を考えてどうしてそれを選んだかは多少の参考になるかと思いますのでお付き合いください。

何故ACTIVIKEさんを選んだか

これら4つの候補の中からACTIVIKEさんを選んだ訳ですが、私の様なロードバイク歴1年1ヵ月の素人がフィッティング論を語ると叩かれそうですが、自分なりにフィッテングというものを考えてみた時に、フィッティングの三要素というのがあると思ったのです。

てり~が勝手に思うフィッティングの三要素

身長や手足の長さと物理的なロードバイクのポジション
②柔軟性と筋力
③ペダリング技術

上記で挙げた3万円前後の高級フィッティングになれば、単純な身長と手足の長さに対するポジションの最適解だけではなく、筋力や柔軟性にあったポジションの提案やより良いペダリング技術の指導まで含まれると思います。(あと機材の特性との相性もあると思います)そういう意味では、どのサービスを選んでも正解な気はします。

では、私が何故最終的にACTIVIKEさんを選んだかというと、フィッターさんであるにっしーさん(Twitter @ryoooo_nisshy)のツイートをロードバイク乗り始めたばかりのド初心者の頃から拝見していて、考え方の基本の方向性などを知っていたので、フィッテングを受ける時にどういった質問をしようかという事前準備も捗りました。例えばですけど、私はフリーウェイトトレーニングが効果があると思って週2回やっていますが(本当は筋トレは大して好きではないのですが)、フィッターさんが筋トレ否定派だったら目も当てられません。にっしーさんであればYoutubeやブログなどでも筋トレの重要性を説いていらしたので、安心でした。

大手のフィッテングサービスではフィッターさんは当然ガチャ(ランダムにその時の運)になるわけですが、ACTIVIKEさんであれば必ずにっしーさんに診てもらえるので、安心感があるなと思いました。結局、突き詰めたフィッティングって機械的にポジションを出すのではなくて、フィッターさんとローディーの対話に終始すると思うんですよね。そういう意味ではフィッティングを受ける前からにっしーさんの「顔」が見えているのはとても安心感がありました。

↑にっしーさんの固定ツイートですが、DMから無料相談をやっていらっしゃいますので、(今回私は利用しませんでしたが)いきなりフィッティングを受けるのではなく、先ず気軽に相談できるのも間口が広くて良いと思います。

事前準備

さて、ようやくACTIVIKEさんでフィッティングを受ける事を決めた訳ですが、何の事前準備もせずに手ぶらで乗り込むわけにはいきません。2時間なんて長いようであっという間です。今回は特に故障個所や痛みがあってフィッティングを受ける訳ではないので、自分なりにポジションのどういった部分を突き詰めたいのかや、万が一にも変な数値を提案された時にきっぱりと拒否できるように自分の中で許容値を決めておこうと考えました。

許容値の話は主にサドル高ですが、1ヵ月弱の間ちょっとずつ上げたり下げたりしてみて、痛みが出ずに漕げる許容値を見つけました。私の場合は身長176cmで700-711mmが許容幅でした。許容幅を知っておけば、もしもフィッターさんから「720mmにしましょう」と言われた時にきっぱりと断ることが出来ます。

サドル高以外にも自分の身体の感覚と改めて真摯に向き合い、今回のフィッテングで明確にしたい質問事項を作りました。

私のフィッティング質問事項

サドル高さ700-711mmでどの高さが良いのか
サドルの傾き。今0°だけど-1°とか前下がりにすべきか
サドルの前後位置。今膝から母指球位置に合わせた基本ラインだけど、変えるべきか
ステムの長さ。今80mm+リーチ105mmハンドル
ハンドルのしゃくり角。今0°
ブラケットの位置。今若干の内絞り
ペダリング。足首の使い方。
落差12.5cmを乗りこなすために、筋トレメニューの見直しの相談

冒頭で「特にフィッティングの悩みなんてありません( ー`дー´)キリッ」とか言っていた割には、やはり考え出せば悩みが尽きないのがローディー。疑問に思っていなかった部分も「本当にこれでいいのだろうか?」と思えてきて誰かに相談したくなってきました。

ちょっと話が逸れますが「皆大好きハンドルとサドルの落差の話」をしたいと思います。「ロングライドにはアップライトなポジションを取るべき(ハンドルとサドルの落差を小さくするべき)」というのが一般論ですが、ファストロングライド界においては必ずしもそうではなく、空気抵抗の70%を占めるという人体の空気抵抗を如何に下げるかが大事で、胃腸と補給に負担がかからない範囲で低い方が有利という意見もあります。私の憧れのロングライダーの一人である1000km40時間の偉業を達成されたJimmyさん(Twitter @JimmyYN4)のスタイルに強く憧れています。なので私の場合は落差を12.5cmとかなり大きく取っています。

ACTIVIKEさんでフィッティングを受ける事にしたもう一つの理由としては、多分他のフィッティングサービスならば「落差取り過ぎですね。データ見てください。非効率なんでステム位置上げてください。」で終わってしまうと思ったからです。にっしーさんならばこの落差を乗りこなすために必要な筋トレや柔軟のメニューを相談できると思いました。

↓ACTIVIKEさんのフィッティングはホームページから簡単に予約できます。予約ページが本当に使いやすくて、空いているスケジュールもリアルタイムで一目で分かったので非常に便利でした。支払いもクレジットカードで事前予約払いで当日は完全キャッシュレスでした。今回私が受けたのは2時間で30,000円のトータルフィッティングでしたが、1時間で12,000円のライトフィッティングもありますので、初めてフィッティングを受けられる方はお値段的にも受けやすいライトフィッティングから受けてみるのも良いかなと思います。(宣伝)

ACTIVIKEロードバイクフィッティング
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ライトフィッティング¥12,000 / 1時間、トータルフィッティング¥30,000 / 2時間
https://activike.com/

ACTIVIKEトータルフィッティング

2022年2月5日(土)11:00、待ちに待った当日です。ACTIVIKEさんはツイッターで有名な「持ち込み歓迎な」自転車屋さんTRYCLEさん(東京都稲城市矢野口)の中にあります。11時開店なので10分前から正座待機しました!

ポジションの見直し

フィッティングの流れとしては、
先ずは愛車をハイブリッドローラーにセット

LEOMOモーションセンサーを靴に取り付けてペダリング

にっしーさんが動画を撮りながらポジションやフォームや癖や問題点などをチェック

身体の柔軟性や歪み(ここ重要)を念入りにチェック

フィッティング調整

ポジションやペダリングフォームが良くなったかLEOMOの数値と合わせて確認

繰り返し

という感じです。↓下に撮って頂いた最初の動画を3つアップロードしました。

ここで自分の中で本当にショックだったのは何と。。。

ハイブリッドローラーに真っすぐ乗れない😇

真っすぐロードバイクの真ん中の位置に乗っている筈なのに左に傾いてしまうのです。。。。もう本当に噓でしょっと、泣きたくなる気分でした。。。

そしてボディチェックで私の身体を念入りに診てもらうと、何と私の骨盤が歪んでいる事が分かりました。端的に言えば骨盤の右側が前に出ていて左側が後ろに下がっている状態。で、これを解消する為に左足のクリート位置を3mmだけ後ろにずらしました。そして、再度ローラーを漕いでみると。。。。

嘘でしょ!!!ちゃんと真っすぐ乗れます!!!😱

今回のフィッティングで一番の魔法の様な瞬間でした!骨盤の歪み分の全量をクリート位置に反映した訳ではなく、骨盤の歪みを改善する為のインナーマッスルトレーニング(後述)に取り組んで改善幅を見越しつつ現状に効くぎりぎりを狙ったという、まさにプロフィッター様の手腕でした。

またデスクワークで脚を組むことが多い事も言い当てられ、「まじっすか。にっしーさん、超能力者かなんかですか。まじすげぇ😇」状態でした。

その他気になっていたポジションについても少しずつ弄りながらLEOMOの数値を見て確認するという作業を繰り返し、明確な回答を得る事が出来ました。

サドル高さ700-711mmでどの高さが良いのか→「キャノンボールを走り切っただけあって、突き詰められている、現状の706mmで問題なし」
サドルの傾き。今0°だけど-1°とか前下がりにすべきか→「ヒルクライム専用であれば勾配に合わせてサドルを前下がりにするのはありだけど、ロングライドメインならば0°で問題ないなら変える必要なし。前下がりにすれば下がったサドルを支える分だけ大腿四頭筋に負荷がかかるのでロングライドに向いたポジションではなくなる」
サドルの前後位置。今膝から母指球位置に合わせた基本ラインだけど、変えるべきか→「キツイ落差の為に上死点で股関節が圧迫されているので、少しだけ緩和する為にサドルは3mm前に出す」
ステムの長さ。今80mm+リーチ105mmハンドル→「これを乗りこなしたいという事なので、柔軟のメニューを指導(後述)」
ハンドルのしゃくり角。今0°→「特に大きな問題なし」
ブラケットの位置。今若干の内絞り→「特に大きな問題なし」
ペダリング。足首の使い方。→「左足の乱れがあるが、許容値範囲内。左クリートを3mm下げて少し改善した。」
落差12.5cmを乗りこなすために、筋トレメニューの見直しの相談
→後述

結果だけ見れば「左クリートを3mm後ろにずらした」と「サドルを3mm前にだした」だけです。ですが、自分自身では絶対に気付くことが出来なかった骨盤の歪みを指摘して頂き、それを改善する為のクリート位置調整であり、それを是正していく為のインナーマッスルトレーニングメニューを頂けたのは本当に大きいです。何より車体の真ん中に乗って真っすぐ走れる様になりました😇

idmatchクリートフィットシステムで私の左クリートを微調整するにっしーさん

ペダリングへのアドバイス

ペダリングでは大きく三つの問題点がありました。一つ目はサドルに対する骨盤の角度です。一つ目の動画を見て頂くと分かるのですが、腰の部分で急激に曲がっており、かなり腰に負担のかかる角度になっています。将来的に腰痛が発生する可能性があるとの事でした。より腹圧を掛けやすい様にルーマニアンデッドリフトをする時の骨盤の角度を意識する様にとアドバイスを受けました。(より腰を伸ばす方向)

二つ目は他の方からもご指摘を頂いた事があったのですが、ペダリングが下死点に向けて強く踏み過ぎるいわゆる「ガチャ踏み」になっているとの事。クランクにチェーンが掛かり始める「11時」の地点に力をいれてそこから先は脚は踏み込むのではなく自然と落ちていくだけ。

後日、このアドバイスを咀嚼している時に和泉チエンさんのツイートを見てピンときました。チェーンが摩耗する部分は②と⑧なんです。というのもチェーンが駆動力を伝えているのは上側だけ。下側のチェーンはスプロケットに「送られている」だけなんです。という事はクランクの11時の地点がチェーンを引っ張るのに最も効率の良い地点になる、というのがスッと理解できたのです。

そして、最後の三つ目の問題は猫背です。背中側の筋肉が弱く、胸骨が閉じてしまっているため呼吸をするのに不利になってしまいます。そして、最大の問題は弱い背中の筋肉を補うために臀筋が代償となり酷使されているとの事。ウェイトトレーニングにより背中系の種目を取り入れる事になりました。

ペダリングに関しては、これら三つの問題点を咀嚼しながら普段の日々のズイフトで意識しながら漕いでいたら、なんとなくスキーのポジション(一応SAJ1級持ってます)で上死点の手前からスネに圧を掛けていく感覚、いわゆる脚ではなくて身体で漕ぐ感覚というのが少し分かってきたので、なんとかモノにしたいなと思います。

筋トレメニューの見直し

この章はちょっとマニアックなのでフリーウェイトトレーニングをしていない方は読み飛ばしてください。背中の筋肉が弱いとの事で、インナーマッスル系のメニューはにっしーさんから頂いたのですが、背中系のフリーウェイトトレーニングのメニューはご自身で考えてみてください、との事だったので、フィッティング早速、筋トレメニューを変えてみました。

ウェイトトレーニング変更前のメニュー

ベンチプレス45kg 6×3
ハーフスクワット130kg 6×3
デッドリフト90kg 6×3
オーバーヘッドプレス 25kg 6×3
サイドレイズ8kg 10×3
チンニング-19kg 6×3
ディップ 0kg 10×3
アブコースター10kg 30×3
ロータリートルソー 65lbs 6×3
ハイパーバックエクステンション10kg 11×3
サイドベント10×3
クランチ 22,15,10

ウェイトトレーニング変更後のメニュー

ベンチプレス45kg 6×3
ハーフスクワット125kg 6×3
ルーマニアンデッドリフト70kg 6×3
バーベルベントオーバーロー 40kg 10×3
オーバーヘッドプレス 25kg 6×3
リアレイズ4kg 10×3
チンニング-19kg 6×3
ディップ 0kg 10×3
ロータリートルソー 65lbs 6×3
ハイパーバックエクステンション10kg 10×3
ローイング35kg 10×3
サイドベント 10×3
ロアーバック77kg 10×3
アウターサイ30kg 10×3
クランチ 20×3,

赤線が変更もしくは削除したメニュー、緑線が新たに足したメニューです。

先ず、ルーマニアンデッドリフトとバーベルベントオーバーローはにっしーさんのおすすめ。これらは時間が無い時でも必ずやるマストメニューとします。背中にしっかりと刺激を入れる事を優先する為、重量には拘らず軽めの重量のルーマニアンデッドリフトでしっかりと背中を意識してやります。さらに背中を重点的に鍛えるためにリアレイズ、マシーンローイング、マシーンロアーバック(マシンでやる背筋)とアウターサイを入れてみた。このメニューで週2の筋トレを頑張って行きます。ちょっとメニューが増えてしまったので時間が押してしまうのが辛いですが、頑張ります。

フォローアップのメール

2時間たっぷりとフィッティングして頂き、問題点の改善と同時により高みへ向かうための課題もみつかり大変有意義な時間となりました。フィッティング後に今回の要点をまとめたメールをにっしーさんから頂きました(原文まま)↓

てり~様
本日はお越し下さりありがとうございました!お伝えした内容と、取り組んでほしいストレッチについてまとめてお送りします。ぜひ今後に活かしてください!

◎フォームについて元のフォームは骨盤が立って腰部が深く曲がった状態でした。腰への負荷は大きいので腰痛が心配ではあります。
デッドリフトの要領で骨盤を前傾させて、腹圧をよりしっかりかけると良いでしょう。これをキープするためには、てり〜様の場合背筋にフォーカスする必要があります。
・背筋のインナーマッスルの強化


・背筋全体の強化

また、普段のデッドリフトをルーマニアンデッドリフトにするのと、ベントオーバーロウを加えましょう。

◎ペダリングについて
超級ロング向けにさらにレベルアップするためには、フィジカルの強化に加えて効率よくペダリングをできるようになることが求められます。ここで求められるのが股関節をうまく使えるようになることです。かなり深く前傾をとっていらっしゃるため、この状態で股関節をコントロールするには股関節の強化が必須になります。
・腸腰筋(股関節と体幹を支える筋肉)のトレーニング

① 

② 

上記のワークは、普段の筋トレのタイミングの準備体操としてやりましょう。
長くなってしまいましたが。今後の課題は以上になります。
改めて、本日はありがとうございました(^^)
ACTIVIKE 西谷

総評

自分では絶対に分からなかった骨盤の歪みとそれを是正するアドバイス、そして更なる高みを目指すためのインナーマッスル系とフリーウェイトトレーニングの課題も明確になり大変満足です。ハイブリッドローラーに真っすぐ乗れなかった状態から、クリートの魔法の3mmで真っすぐに乗れる様になったのは衝撃でした。

まあ捻くれた事を言えば、「高級レストランのレビューは総じて高いバイアス」はあって高いお金を払った事に対して人は満足感を感じやすいのかもは知れませんが。ただ、皆さんが「ちゃんとしたフィッティングは受けた方が良い」というのは良く分かりますし、100%同意します。機材に3万円かけるよりは、ある地点でフィッティングに3万円かけた方が長い目で見て故障もなくロードバイクを楽しめると思います。ACTIVIKEさんのキャッチフレーズは「10年先もサイクリスト」です。そういう意味では私は良いタイミングでにっしーさんのフィッティングを受けれたと思います。

まあ頭でっかち系ローディーとしてはスペシャライズドのRETUL FITみたいな、なんかすっごいマシーンに乗ってポジションの数値がばーんと出てくるフィッティングも受けてみたい気はしますが、ACTIVIKEさん以外のフィッティングを受けた事は無いのでまったく分からないですけど、私の骨盤の歪みを瞬時に見抜いてクリートの微調整で是正したあの技と、「今の身体」の状態に合わせるのではなく未来志向の為の筋トレメニューの課題の提示というのは、やっぱりにっしーさんでないと出来なかったのではないのかな、とは思います。

一つだけ改善の要望を出すとすれば、フィッティング中は話に夢中でメモを取り切れないので、にっしーさんが大事な要点をしゃべっているのを動画で撮って後で共有して貰えたら大変便利かなぁ、と思いました。漕いでる姿を撮りながらのコメントとかも聞きたいですね。

というわけで、初めてのフィッティングは大成功&大満足でした!いつもながら少しでも参考になりましたら幸いです。

てり~(左)、にっしーさん(右)

余談

かなりマニアックな話を延々と書いたので、ちゃんと明言しておかなければと思ったのですが、ACTIVIKEさんのフィッティングのメイン層は「200kmを楽に走りたい」方々で、決して私の様な変態ローディーではありません。にっしーさんの技術的な懐の深さはロードバイクを始められて間もない方から私の様な変態ローディーまで幅広くカバーします。ですので、この記事を読んで頂いた読者様、「こんな変態ローディーが行くお店なら敷居が高いかな?」なんて思わないでくださいね!!!にっしーさんも私の様な変態ローディーが来るのはむしろレアなケースとおっしゃっていましたので!

筆者情報(初投稿時)

名前: てり~ Twitter @TerryRinRoadbik
年齢: 1985年産まれ36歳
身長: 176cm / 体重: 62~63kg / 体脂肪率: 10~12%
自転車歴: 2021年1月1日~
年間走行距離: 約20,000 km (2021年) (8割がズイフトです)
FTP: 252W / CTL 110~120

ライドスタイル: ズイフト、ロングライド、ファストラン、通勤、ヒルクライム
所有車両: ELVES VANYAR DISC (外乗り用) / TADA No. 74 (ズイフト用) / GARNEAU GARIBALDI G2R (通勤&グラベル)
大学卒業後、無職を経験。オーストラリア人の彼女(現妻)と国際結婚するために仕事だけを生きがいに頑張っていたら気が付けば30代も後半に「自分には何も無い人生」に失望し、一念発起して-27kgのダイエットに成功、その後ロードバイクに出会いロングライドの楽しさに目覚め、無謀にも「キャノンボーラー」を目指す。「今が人生で一番楽しい」「残りの人生で一番若いのは今日」をモットーに頑張っています。0歳と6歳男児のパパでもあります。
ファストラン記録:チバイチ523km 22時間26分 (2021年10月15日)
          東京湾イチ252km 13時間17分 (2021年7月22日)
         大阪東京キャノンボール530km 23時間40分(2021年12月13日)