チバイチ24Hへの挑戦 走後雑感

2021年11月6日

全4回に渡る私のチバイチ24Hへの挑戦記をお読みいただきありがとうございます。もうチバイチネタには飽きられた事でしょうが、折角走ったので完走後の雑感も書いておこうかなと思います。

チバイチ完走後の話

チバイチ完走後、7:44には横浜の自宅に帰ることが出来ました。行きとは違い、土曜日のそれなりに混雑している東京駅をレーシングミクの痛サイジャに身を包みロードバイクの大きな輪行袋を抱えて歩いた訳ですが、さすが東京の人は変な人に対する耐性が高いですね(笑)。まったく視線を感じることはありませんでした。14:00から6歳の長男を連れて幼児教室に行かなければならなかったので8:00には仮眠、13:45に起きました。6時間弱の睡眠でしたが、自分でもびっくりするくらい元気でした。

長男の幼児教室中に近くにあるターリー屋というインドカレー屋さんでご飯を食べるのが毎週の楽しみなのですが、私がほぼ毎回食べているのがこのチキンケバブキーマライス定食特盛、ターメリックライス500gという盛りに肉たっぷりのチキンケバブ+スパイシーソース、さらに半熟の目玉焼きにキーマカレーが付いてくるという夢のような定食です。推定カロリー1500kcalくらい。チバイチの後半に胃が死んだ訳ですが、仮眠を取った後にはほぼ回復して、ガッツリメニューを食べることができました。これぞ普段の食トレの成果。
口に入れた瞬間に味が染みわたります。疲労の所為か、いつもより半分くらいの食べるスピードですが、その分味が身体に染み渡る感じがしました。人権が回復する瞬間。33時間ぶりのまともな食事です。沁みました。

もちろん。残すことなく完食。その後は息子とマックに行き普段は脂質を避けるため食べないフライドポテトを食べました。マックシェイクの甘みが身体に沁みます。

夜にはゴールで迎撃してくれたあきもつさんから頂いた飲むカレーを堪能し、午後9時にようやく就寝しました。チバイチ完走後にへたり込まずに予定していたパパ業のスケジュールをちゃんとこなせたのは素直に評価していいかなと思います。

ちなみに、翌日には息子のJRの謎解きラリーに付き合い12500歩を歩きました(白目)。これも普段のトレーニングのおかげですね(白目)

チバイチの走後雑感

大阪東京キャノンボールの前哨戦として達成しやすさを思慮して挑戦したチバイチ24Hですが、下調べ通り平坦基調で登りが少なく、信号も少なくグロスが稼ぎやすいコース、かつ首都圏住みであればアクセスもしやすく、まさに24時間チャレンジの「早い、安い、美味い」であったと思います。

が、チバイチは2~3日に分けて走った方が良いと思う。。。

というのが正直な感想です(笑)九十九里までは非常に楽しかったですし、出来れば南房総の区間も明るい時間に景色を楽しみながら走りたかったなと思います。まあ、もちろん今回は24時間走の経験を積むというが主目的であったので、そういはいかなかった訳ですが。

装備について。やはりDHバ-が欲しかったですね。今回はポジション出しの準備が間に合わなくて使う事が出来ませんでしたが、DHバーがあればもっと楽に走れたと思います。これからチバイチを走られる皆様はぜひDHバーの採用をご検討ください。

あとは反射ベストですね。これも今回のチバイチで使いたくて届くのを待っている状態でしたが、チャレンジの日に間に合いませんでした。市川朝初の時計回りであれば暗くなる九十九里から市川までの間はずっと一般道で街灯もまったくないので、私はリアライト2灯体制だったとはいえ、反射ベストがあった方がより安全だったのは間違いなかったと思います。とにかく、田舎の街灯の無い道をひた走るので、普段は反射ベスト着ないよって方もチバイチの際には採用をご検討ください。

補給については、前半からタンパク質リッチなサンドイッチを食べすぎた感はあります。これが原因で後半胃が死んだのかもしれません。次回は甘いものとタンパク質ともう少しバランス良く組み立てたいと思います。ただ全体的に見れば、フレームバッグもフロントバッグも無しに事前のカーボロードとサイジャの背中ポケットだけで道中のコンビニ補給を2回に抑えられたのは素直に褒めてもいいかなと思います。

出力。NPは2/4地点では144W、3/4地点では140W、最終的なゴール時が135Wでしたので、後半に物凄い勢いで垂れてしまいました。これは心拍数のグラフからみても明らかで後半に負荷が下がり過ぎています。もちろん24時間走って後半にまったくタレない、というのは難しいですが、もう少しタレる速度を緩和できるように日々のトレーニングに更に取り組んでいきたいと思います。

そして、これは私がフォローしているキャノンボーラーでトライアスリートのはやとさんが以前言っていた言葉なのですが、機動戦士ガンダムのハヤトの名言です。「一度ぐらいの偶然で、それがお前の才能だと思うのは、軽率だ!」。確かに今回のチバイチ24Hは22時間30分を切る大金星でした。だけど、これはまだたった一度の偶然。天候も風も良く今回のはただ運がよかっただけ。そう気を引き締めて近々出撃するであろうキャノンボールの本番に向けて更に気を引き締めて行きたいと思います。

筆者情報(初投稿時)

名前: てり~ Twitter @TerryRinRoadbik
年齢: 1985年産まれ36歳
身長: 176cm / 体重: 60~62kg / 体脂肪率: 9~11%
自転車歴: 2021年1月1日~
年間走行距離: 16,000~ km (2021年10月19日時点) (9割がズイフトです)
FTP: 247W / CTL 120~125

ライドスタイル: ズイフト、ロングライド、ファストラン、通勤、ヒルクライム
所有車両: CARERRA TD-01 AIR DISC (外乗り用) / TADA No. 74 (ズイフト用) / GARNEAU GARIBALDI G2R (通勤&グラベル)
大学卒業後、無職を経験。オーストラリア人の彼女(現妻)と国際結婚するために仕事だけを生きがいに頑張っていたら気が付けば30代も後半に「自分には何も無い人生」に失望し、一念発起して-27kgのダイエットに成功、その後ロードバイクに出会いロングライドの楽しさに目覚め、無謀にも「キャノンボーラー」を目指す。「今が人生で一番楽しい」「残りの人生で一番若いのは今日」をモットーに頑張っています。0歳と6歳男児のパパでもあります。
ファストラン記録:チバイチ523km 22時間26分 (2021年10月15日)
          東京湾イチ252km 13時間17分 (2021年7月22日)